始めに
始めに
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース「Power of love」についてレビューを書いていきます。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で使われたことで有名です。
ジャンル、背景知識
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(Huey Lewis & The News)
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(Huey Lewis & The News)はアメリカのロックバンドです。
1982年にセカンドアルバム『ベイエリアの風』からシングルカットされた「ビリーヴ・イン・ラヴ」がヒットして人気になりました。
正直、どの方向にも中途半端な音楽性ではあるものの、それが映画の雰囲気とはよくマッチしています。
卓越した新古典主義者ロバート=ゼメキスのコメディ
本作品はロバート=ゼメキス監督『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(84)において用いられている曲で、主人公・マーティンが暮らす80年代という時代の空気を象徴するような、キッチュでジャンキーなハードロックになっています。イントロもヴァン=ヘイレン 『Jump』を思わせるコードですが、ヴァン=ヘイレンの大味でサビ以外は耳に残らないようなスカスカジャンクフードハードロックによって、80年代という時代の享楽的なムードを彩ります。アイヴァン=ライトマン監督『ゴーストバスターズ』の主題歌を彷彿します。
主人公・マーティンが生きるアメリカの黄金期である80年代は、同様にベトナム戦争前で負け知らずの50年代のアメリカとも重なります。
歌詞、メロディ
タイトル通り愛の力を高らかに歌い上げるラブソング
曲はタイトル通りに、愛の力を高らかに歌い上げる清純でポジティブな内容です。ギャグみたいな内容でもありますが、それがマーティンの両親の恋愛を盛り上げます。
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